5次元の収束

　以下は「5次元アイドル応援プロジェクト　ドリフェス！」終了の発表に寄せて、一介のオタクの個人的な想いを綴ったものです。
　文章を書くのが得意ではないので、とても読みにくいと思うけど、気持ちの整理をつけるために書きたいと思います。

　2018年3月5日
　私はこの日のことをきっと一生忘れられないんだろうな。昼すぎ、友人から「やばい」とだけラインが来て、嫌な予感がして、何がとは言っていなかったけど一瞬で何を指しているのかを察しました。すぐにtwitterを起動して、早く見たいような見たくないような気持でスクロールすると、まず目に入ったのはＤＣＤの稼働停止のおしらせ。そこまではなんとなく予想していたことだった。そして、そのひとつ上のツイートはアプリのサービス終了のおしらせだった。血の気が引いたけどＴＬを遡りきったときにはどうせ嘘でしょという気持ちになってた。

「緊急生放送　アーカイブなし」

　どこかで見たことのある文面を見て、ツアー発表のときの茶番をまたやるのか～となんとも言えない気持ちになり、アプリリニューアルだよね？と自分に言い聞かせた。でもそれから放送時間の九時まで何も手に付かなくて、大丈夫きっと前と同じだろうなとか、またあの茶番やられたら運営にメールしなきゃだとか、アプリのリニューアルってお金かかりそうだけどなって”本当に終わったらどうしよう”という気持ちを抑えるようにずっとぐるぐる考えてた。

　結果的にその希望のような期待は裏切られるんですが、放送内容を簡潔に書くと

• 二次元の展開が終了する
• それに伴い三次元の活動を一旦停止する

　緊急生放送は人生で一番長く感じた30分で、彼らの思い出話、これからのＣＤやＢＤの情報は耳から滑っていった。私が覚えているのは、泣くのを堪えたようなでも頑張って笑おうとするような、なんとも言えない表情の7人。誰も泣きはしなかったけど、いつもの明るく軽快なトークではなくて、いつになく重たいムードで、時々言葉に詰まる姿があまりにも痛々しくて、それを支えている株本さんと公人くんが、うまく笑顔を作れない郁くんと将熙くんが、硬い表情でいつも通り冗談を飛ばそうとする富田くんが、溝口君が目に浮かんだ涙がこぼれないようそっと拭ったのが、泣くのを堪えている壮馬くんの表情がずっと焼きついて離れません。私はきっと一生忘れない。

　私はプロジェクトの内情を推察することしかできないのですが、キャストだけじゃなくて、裏方で支えてくださったスタッフさんたちも、まだ前例のないプロジェクトで手さぐりでそのやり方が気に食わないこともあったけど、関わってくれた全ての人が私が想像しているよりもずっとずっと頑張ってくれたんだと思います。プロジェクト終了はあまりにも急だと思ったけど、そんなことはなかったんですよね、

　売れないアニメ円盤、増えないアクティブユーザー、伸びないアプリのセールスランキング
　裏腹に３次元のアーティストとしてはどんどん大きくなっていって

　この乖離がどんどん広がっていくともう五次元としては展開していくことはできないし、区切りとして武道館でのライブを用意してくれたのは、最高の幕引きなんだと思います。でも、キャストのみんなの表情から「もっとやりたかった」という気持ちを（勝手にですが）感じてしまったから、私はそれが悔しくて仕方ないんです。やりきった、これがゴールだと笑顔で言い切ってほしくて、心からのおめでとうを言いたかった。しかし、いろんな事情が絡んでいることが察せてしまう程度には私も大人なので、自分のなかで折り合いをつけないといけないことを理解しているつもりです。

　でもしばらく子供みたいにヤダヤダ言いたいです。ドリフェス！終わらないで～！！！

　最後に、将熙君がどこかの挨拶で、”今は離れてしまった人”にも言及していたことはこの布石だったのかなと今となっては思うのですが、一度ドリフェス！を好きになったけど今は離れてしまった人、アニメだけ観た人、アプリだけプレイしていた人、外部イベントでいいなって思ってくれた人、ここには書ききれないくらいいろんな人がいると思うけど、みんなに最後の武道館に来てほしいなと思います。武道館いっぱいの光を彼らに見せてあげたい。それが私ができる精一杯の応援”エール”だと思うから。
　三年で終結するのであればあと半年、まだ日程は発表されていないけど悔いのないように自分ができる最大限の応援を送りたいと思います。

　ドリフェス！を好きになってから本当に毎日が楽しくて、初めて体験したこともたくさんありました。たくさんの笑顔をくれたドリフェス！に涙のお別れじゃなくて笑顔でさよならが言いたい。「今までありがとう、またね」と伝えたい。

　最期の日、めいっぱい笑えるように今はたくさん泣いておきます。

　
　ドリフェス！ありがとう！！！大好き！！！！！